ニワトリと卵のこと


上野さんの卵は

なぜ美味しいのですか?

ニワトリが生き生きと過ごせる環境づくりを行なっているからだと思いです。一般的にはゲージに入れて育てますが、私たちは「平飼い」という放し飼いの状態で育てています。なるべくストレスを与えないよう、つねに気を配っています。

美味しい卵のためにやっている

工夫はありますか?

農場で育てている野菜を、毎日たくさん与えています。餌を持ってくるとニワトリはすぐに私のもとへ集まってきて取り合いになるほど。私たち人間だけでなくニワトリにも美味しく感じてくれているのかもしれませんね。


どんなお客さまが多いですか?

雑誌などの記事を見て初めてお越しになる方や、「ここの卵しか買えなくなっちゃったわ」という常連さんに多くお越しいただいています。私たちの卵は一般的なスーパーの卵に比べると若干値は張るのですが、それでも卵の味や育て方に共感してくれる方が食べてくれるのはありがたいですね。

どのくらいのニワトリが

いますか?

最大で300羽ほどです。



小麦のこと


小麦を育てようと思った

きっかけを教えてください

瑞穂町は使われなくなった農地が多くあるんです。この空き農地を有効活用したくて始めたのが小麦畑です。薄力粉、中力粉、強力粉の3種類の小麦を、農薬を使用せずに育てています。

小麦はどんなふうに

喜ばれていますか?

小麦粉はカフェ店内で販売しているほか、カフェでご提供しているケーキやお菓子に使っています。小麦も卵も自家製なので、安心していただいているようです。



農業のこと


農業との出会いを

教えてください

わたしの両親の仕事が農業でした。幼い頃から手伝っていたので、そのまま受け継いでいます。瑞穂町は農地も少なくなったので、守っていきたいですね。

昔と今と、瑞穂町の農業は

変わりましたか?

消費の変化、後継者不足など、農業で食べていける時代ではなくなったと感じています。ただ、瑞穂町は東京の中でもっとも新規就農者が多く参入しているので応援しています。


6次産業化を始めたきっかけを

教えてください

わたしたちの卵をより多くの方々に召し上がっていただきたい思いを実現するために、6次産業化が必要だと気づいたんです。また空き農地も有効利用できますし、農業全体の付加価値向上につながると考えました。

東京の農業で、地域住民に

期待したいことはありますか?

ぜひ地域の農産物にもっと目を向けてみてください。東京各地でボランティアも募集していますので、まずは土と触れ合う体験をしていただきたいですね。土の力強いパワーを感じてもらえると思います。


農家CAFE たまご工房うえの

〒190-1202 東京都西多摩郡瑞穂町駒形富士山133

☎︎042-557-0494